(仮訳)インド産の新種Stictis palniense
Joshi, S., Upreti, DK. & Divakar, PK., 2012. Stictis palniense (Stictidaceae), a new species from India. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-115.3.402 [Accessed August 27, 2014].
【R3-01044】2014/08/27投稿

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3行まとめ

インド南部の西ガーツ地方から、ユーカリ属の幹に盛んに発生した新種Stictis palnienseを報告した。
本種は果托が炭化し、地衣化していないフェルト状の菌糸体を形成し、TLCで化合物が検出されないことなどで特徴づけられた。
子嚢胞子はやや小型で無色円筒形・針形・糸形、ヨウ素陰性であった。
India, Tamil Nadu, Palni Hills, 5 miles below Oothu, Valagiri

(新種)

Stictis palniense S. Joshi & Upreti
語源…パルニー産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Stictis fusca
子嚢果外壁が褐色
子嚢果外壁がいくぶん炭化する
側糸が無色
発達が乏しい結晶状の層を有する
“marginal hyphae”が炭化する
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり側糸状体の層が顕著な繊維状
Stictis elevata
子嚢盤が壺形
子嚢盤の”disc”が褐色
果殻が褐色
側糸状体の層が繊維状でない
結晶状の層に明確な配向性がない
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Stictis brunnescens
ゼラチン化した側糸状体を伴う帯褐色の縁部がやや類似している
本種と異なり子嚢盤の”disc”が淡黄褐色ではなく暗褐色
本種と異なり子嚢盤が粉状でない
Stictis confusum
子嚢盤の”disc”が暗褐色~帯灰黒色
子嚢盤の”disc”が粉状
子嚢果外壁が強く色づく
本種と異なり地衣化することがある
本種より子嚢のサイズがずっと大きい
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
Stictis populorum
子嚢盤の”disc”が暗褐色~帯灰黒色
子嚢盤の”disc”が粉状
子嚢果外壁が強く色づく
本種と異なり地衣化することがある
本種より子嚢のサイズがずっと大きい
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
Stictis mollis
子嚢盤の”disc”が暗褐色~帯灰黒色
子嚢盤の”disc”が粉状
結晶状の層に乏しい
本種と異なり地衣化することがある
本種より子嚢のサイズがずっと大きい
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
Stictis urceolatum
“marginal wall”が暗色
“marginal wall”が大きく厚い
明瞭な結晶状の層を欠く
本種と異なり顕著に地衣化する
本種より菌体(地衣体)が厚い
本種より子実層の高さがある
本種より子嚢のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が鞘に包まれる
Stictis himalayanus
インドの亜熱帯域に分布する
本種と異なり子嚢盤の縁部が白色~淡色
本種と異なり子嚢盤の縁部が裂ける
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Stictis marathwadensis
インドの亜熱帯域に分布する
本種と異なり子嚢盤の縁部が白色~淡色
本種と異なり子嚢盤の縁部が裂ける
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Stictis radiata
インドの亜熱帯域に分布する
本種と異なり子嚢盤の縁部が白色~淡色
本種と異なり子嚢盤の縁部が裂ける
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Stictis subbrachyspora
インドの亜熱帯域に分布する
本種と異なり子嚢盤の縁部が白色~淡色
本種と異なり子嚢盤の縁部が裂ける
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Conotrema indicum
本種と異なり地衣化する
本種より子嚢胞子のサイズがやや大きい
本種と異なり子嚢胞子が石垣状